第5話 魔女の宅急便

 友人たちから、私に似ていると言われるキャラクターは2人います。


 1人目はモンゴメリーの『赤毛のアン』(宮崎駿監督がこの子を嫌って、膨れっ面の絵を書いて、ルパンのカリスト城の制作現場に移動したのは有名な話?)と2人目は『魔女の宅急便』のキキです。


 猫は物心ついたときより、代替わりで、9匹飼っているのと、面接対策の「自分を動物にたとえたら?」の質問で、「はい。私は黒猫だと思っています。(理由・省略m(_ _)m)」とずっと答えていたから、猫はお供にいそう。


 そして、キキの明るく、好奇心旺盛で、活発、でがんばり屋さんのところ。


 逆に感情コントロールが下手くそで、イライラを隠せなかったり、落ち込んで凹みやすい短所もあり。


 しかも、キキにもアンにもない1面に私は緊張しいのところがあり、初対面などが壊滅的。


 そして、最大の類似点は箒で飛べなくなったところ。


 キキと同い年くらいから詩と小説を書いており、編集者だった伯父さんからメモ取りの大切さ(閃いたネタを忘れないため)を教わり、「将来の夢は小説家になりたい」とぬけぬけと中学、高校時代は言っていた少女でした。


 勿論、才能と運もある世界なので、一般社会で働きながら目指せるように勉強(高校では簿記も)して、就職適性検査で、作業能力にむらがありすぎで、就職は先延ばしとの結論になりました。


 幸い学力はあったため、大学の文学部で、創作の勉強(単位貰えた)と図書館司書の資格取得を目指し、友達と同人誌を作ったり(小説『縁』が再録)楽しかったけど、就職活動に失敗。


 その後、1年大学の恩師に短歌を科目履修生として習いながら、ハロワークの職業訓練校 に通い、人生に躓いた辺りから小説が書けない時期が続いておりました。


 また、大学時代に小説、童話、詩、短歌、俳句と創作しまくって、一番向いていた短歌もリアルの仕事の多忙さと乗り越えられない課題の壁にぶつかり、逃げてやめてしまいました。


 感受性の強さには創作することが、セルフケアになることはわかっていたのに、自信なく足踏みしていた私にきっかけをくれたのは楽しそうに小説を書いていたある方との出会いでした。


主治医に過去に、新聞歌壇に掲載された作品を持っていき、欠点や短所とむきあってても疲れるだけだから、ストレス発散にいいと思いますと快く背中を教えてもらったこと。


 20代に短歌のネット世界で出会った親友もずっと辞めたのを文通しながら気にしてくれており、また始めるねって話したら、私も私も作品も大好きだよって応援してくれたこと。


 パワフルな意欲おばけの母親は仕事とかちゃんとしていれば、趣味で創作してようが文句言わない人なので、最近勤め始めた職場の入社までのパワーやデッキブラシでも飛ぼうと思った勇気が自信なくしてたそちらの仕事でもプラスに働き、内定&周囲の応援の声とここを知ったことよる過去作の手直し中に、またかける自分と出会い、今がある。


 このコロナ世界で、経済が不安な最近、彼氏は副業で儲けるのって笑ってたけど、私は小説と短歌で空を目指せる自分に心地よいだけで、こちらの課題もリアルの仕事に響かない程度に頑張っていきたい。


◯空白の原稿用紙の白マスがトラウマであった私さようなら

 

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