第26話 愚者再来!♪
時は少し
~~浩二視点~~
オレは、淀川とカフェで待ち合わせていたが、超絶美人の女性に誘われ、ホテルへ直行する。
淀川には悪いが、このチャンスを失うわけにはいかず、秒もかからず、この女性の誘いに乗った。
オレは、高校に上がると、中学時代の反動で、処女とか、もう面倒なセックスには飽き飽きしていた。なので、このようなケバイお姉さんは、大好物だ!
部屋に入ると、オレは気持ちを抑えることができず、すぐに抱きしめてキスをした。もちろん、オトナのキスだ!
彼女は、最初はされるがままにしていたが、やがて積極的に自分の舌をオレの舌に絡めてきた。
ようやく、口を離すと、彼女は妖艶に微笑み、「もう、せっかちネ」と、年上の余裕?を見せた。
そこで、オレは、ハッと冷静になった。
彼女はオレより歳が上のハズで、いったいいくつ?で、何という名前なのだろう?
女性に年齢を訊くのはマナー違反なので、せめて名前を知ろうと、彼女に尋ねた。
「うふふふ、そういえば、お互い、名前を知らなかったわね。一目惚れっていうのかしら?名前なんかわからなくても、好きになってしまうのって、ホントにあるのね」
と、また、妖艶に微笑んだ。
彼女は、マリアと言った。
もちろん偽名だろう。
オレも偽名を使おうと思って、咄嗟に、ユウキと名乗った。
名乗ってから、なぜ、勇気の名前をと思ったが、名乗ってしまったものは仕方がない。
それからは、お互いをこの偽名で呼び合い、時間を惜しむように、シャワーも浴びず、お互いを
彼女は、キスと同じで、最初は為されるがままだったが、次第に積極的になり、激しく求めてきた。
オレたちは、お互いを堪能すると、彼女が先にシャワーを浴びに行った。
「あまりジロジロ見ないでね」
と、恥じらう様に言ってきた。
何を今さら、とは思うが、こういう恥じらいを見せるところが、オレの心を捉えて、オレの情欲を刺激する。
いきなりのキスの時も、最初の行為の時も、彼女は顔を赤らめ、ウブな態度を見せる。これは意識的にやっているのか、もしそうなら、なんて小悪魔なヒトだろう。
とにかく、彼女の魅力的な身体、時々見せるウブな態度、少し幼さの残るその綺麗な顔、可愛い声、あの時の激しさと拙いながらもオレを喜ばせようと必死にクチやムネを使う仕草に、オレは、もう、彼女の
~~謎の美女視点~~
うふふふふ。
女の子って、メイクの技術、コスメの使い方、つけ
まあ、モトがある程度良くないとダメだけど・・うふふふふ。
私は、ネットなどでそういう技術を必死に習得したわ。
もう、ホントは、世の中のイケメンたち全員を食べちゃえるくらいの技術があるハズよ。
でもね、私はこれでも純情なの。
私が身体を許すのは、あの2人だけ。
もちろん、その1人は、今回のコージ。
もちろん、今回が私の初体験!
彼は、わからなかったみたいだから、このまま秘密にしておく方が面白いかな、うふふふふ。
でも、出血したり、痛くてできなかったりしたら、バラそうかなと思ってたし。
※筆者:処女の7割は出血をしないらしい。そして、痛みを伴わない初体験は実に半数以上と言われている。これは、産婦人科のお医者さんが言ってたから・・・ぼくの捏造ではありません。浩二は、出血したら処女だと思っているらしいが。もちろん、彼は、処女なのか?とか訊くような無粋なマネはしない。
私は、性技もネットで学習したわ。でも、こればかりはブッツケ本番だし・・・うふ、本番で本番って・・。わたし、がんばったのよ、たぶん、経験済みのオネエサンに成れたと思うの、だって、コージが興奮してたもん。
でも、シャワーの時は、ちょっと焦ったわ。
そのまま洗えるウィッグだけど、コスメもすぐに取れちゃうものではないけど、もしもってことがあるでしょ、大丈夫だったけど・・このドキドキ感もいいわね、うふふふふ。でも、浴室プレイは禁じ手だわ。
私の計画は始まったばかり。まずは、コージをゲットしたわ。
彼をゆっくり堪能してから、アナタに狙いをつけるわよ。
わたしの愛しいヒト。
愛しいアナタと最初にスルとき、絶頂を味わいたいの!
アナタとの最初が痛かったりしたら、幻滅よね。
アナタとの最初を最高のモノにするために、コージはこれからわたしの身体をうまく開発してくれるわ、うふふふふ。優しいコージ・・・わたしの為に頑張るのよ!うふふふふ。
ねぇ。
待っててね。
勇気君♡
うふふふふ・・・・・。
でも、コージがユウキと名乗ったのには、ビックリしたわ。
※筆者:そうだ!なぜ、ユウキと名乗ったんだ、コージ?名前がユウキだと、この女は、ベッドでもっと燃えちゃうだろ!!
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