ぼくがへタレになったワケ、ってもうそれって決定事項なワケ?

風鈴

第1章 告白前

第1話 クリスマスからの独白♪

 電飾がこれでもかと、ムダにきらめくショッピングモール。


 落合勇気おちあいゆうきは、クリスマスの近づくある日に、ショッピングモールを歩いていた。

 そこでは、カップルが寒さをものともせず、手をつないだり、腕を組んだりして歩いていた。


 「リアじゅーーー、うぜーーー!!」

  恥ずかしいので、心の中で絶叫する。

 「おまえら、バカップルばかりじゃ~~~!!」

 さらに絶叫。

 「うらやましーーーぞーーー!!」

 これは、小さくつぶやく。


 ※筆者:読者の皆様、これから、クリスマスの近づくある日よりも過去のことを、主人公の独白とか、ヒロインたちや脇役たちの想いとか、筆者のツッコミとかを交えて語ります。告白までちょっと長いですが、無事、このクリスマスの近づくある日に戻ってこられますように、神様、仏様、キリスト様にお祈りしつつ、第一章、始まり始まり。


 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

 高校生になり、僕は幼馴染と一緒に、再び登校するようになった。


 楓「ど~~~~~ん!!」


 俺「うわっ!・・・なんだよ~~」


 幼馴染の相川楓あいかわかえでは、体当たりが挨拶の代わりだったりする。

 そして、その時、自慢のポニーテールがブンブン揺れたりする。


 楓「えへへへ・・おっはよ~~、ユー!」

 俺「あのな~~、かえで~、少しは女の子の奥ゆかしさとか、おおしとやかさだとか、レディーのたしなみを「ハイハイ、ハイは1回!(by楓)」」

 俺「おまえな~~、まあ、なんだぁ・・おはよう・・・」


 楓「ついでに、コージもおっはよ~~♡」

 浩二「おはよう、って、ぼくはついでか~~」

 俺「けど、コージはハートマーク入ってるし」

 楓「テヘ♡」


 エセ親友の名前は東山浩二ひがしやまこうじ。高校に入って、なぜか僕の親友のポジションになった、爽やかでイケメンで頭が良く、誰にも愛想を振りまくヤツで、当然、女子にモテまくってる、嫌味なヤツだ。で、楓も、実はそんなコージに惚れている。だからハートマークが入ったりしてるのだ。

 ※筆者:あくまで主人公の主観です笑


 楓とは、保育園からの幼馴染で、小中高と同じ学校だった。中学校時代は、二人ともなぜか思春期特有の照れ臭さもあり、一緒に通学とかしなくなり、あまり話さなくなった。しかし、高校も同じになり、最初は通学に不慣れだろうと、楓の母親とウチの母親が相談し、一緒に通学するようになったのだった。


 しかも、同じクラスになり、なにかと話したりして、再び仲良くなった。


 コージのほうは、こっちの学区に引っ越してきたため、知らない人ばかりで、たまたま席が僕の隣りになったこともあり、話すようになった。そして、家が近くだとわかると、彼とも一緒に登校するようになったのだった。

















 


  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る