第17話
「はーい
ではこれでホームルームを終わりまーす。 明日からよろしくね!
お届けは2年E組担任
アンネ・アクアでした!では さらば!
シュバ!!」
(((シュバって自分でいうとこ?)))
アスラ達E組の中であるアンネ先生に対して共通の疑問が浮かんでいた。
(お届けとか 何目指してるんだろう?
先生だよね?
とりあえずめんどくさいのに絡まれる前に帰ろ)
アスラが立ち上がり教室から出ようとした時
「ちょーと何処に行くのかなぁ
落ちこぼれくん!」
「何でしょうか 王太子殿下」
「何でしょうかじゃないんだよ
落ちこぼれくん 良く進級出来たね
偉いねぇ でもね!!
実力も身分も魔力も低い君は!
早々にこの学園からぁぁ!!
消えた方が皆んなのためだと思うんだよなぁ
そうは思わないかい 我が国民達ぃぃい!」
「は、はい、その通りです!」
(ほんとすんごい横暴さに訳のわからん説得だなぁ みんなも可哀想に)
クラスメイト達は家族や自分に向かわないよう必死なためイエスマンになるしかないのだ
それは貴族であろうと平民であろうと関係ない、なんせ国のトップの息子なのだから
実害がまだ無いのが不思議なくらいである。
「まぁ、それでもいずれ消えるだろうけどね
それまで 謳歌するといいさぁ!!」
そういうと満足しやり切った顔で颯爽と帰っていった。
(毎回思うけど あの人何がしたいんだ?)
(さぁ でもあの落ちこぼれ以外にあんなに当たる人みたことないようなぁ…)
(そう言われるとそうだなぁ)
(終わった終わった
帰って鍛錬しようかな
いやある程度強くなったんだし
ギルドに行ってお金稼ご そうしよう)
アスラは学園の敷地から出て街の中に向かっていく
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