第7話 鬼は無残

お願いだから来てくれ、と思ったら。

「ひーっかかった!」


お前、さっそうと登場。


「あらやだ、女じゃない。

 この子とのランデブー、邪魔する気?」


あれ。言ってなかったっけ。

直道、女なんだよ。本名は女らしい名前なんだけど、それ言うと怒るからさ。ほら、電撃文庫のみーくんと同じだよ。だから、俺ら。


「男じゃないの、この子」


あっれ。説明しないといけないんだっけ。


「うーん、その説明、あとでいいかな。

 ちょっと失礼」


その言葉で、あっさりと終わった。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る