第39話 紅茶を捨てられない
こんにちは。今日もいい日和です。忙しい日々が続いてて寝れてない僕の目にはすごくしみます。
そんな話は置いといて、さっき号泣しました。映画を見ていたのですが、個人的に怖いシーンがありまして。それの内容っていうのが、毒父親から身の危険を感じた娘が父親の頭をスノードームで殴って、気絶したと思われた父親が起き上がって娘の体を殴りけるっていう内容なんですけど。
僕はよく優しいと言われます。でも、本当はそんなことないんです。性格なんてひん曲がってますし。外見だけでもよかったらまだ良かったのかもしれませんが。まず目つきが悪いんです。父親譲りの眼力で妹からは出目金だなんて呼ばれます。まぁ、そんなことはどうでもいいんです。だって他人から見える自分と自分から見える自分は違いますから。当たり前ですけど。優しさの有り様だって人それぞれです。
僕の中の絶対的ルールは、他人を車道に歩かせない。自分が寒くても他人が寒そうにしてたら羽織の1つや2つ貸す。相手の考えを最優先で。否定はしない。とか。他にもたくさんあるのですが書ききらないのでこのくらいで置いといて。こんなのはルールであって優しさではないし、ただの僕のエゴ。
でもさっきの映画で、僕じゃなくてよかったなんて思ってしまいました。その考えに自分に苛ついて勝手に傷ついて。泣いて泣いて。本当にこんな目にあっている子もいるのに。失礼ですよね。
兄にテレビ消してなんて言ってみたり。妹にうるさい黙れなんて言われてみたり。母に早く自室にもどれなんて怒られてみたり。
なんだかきついんです。全部自分のせい。結局引きずられて自室に戻って。このまま飛び降りようかなんて思ってみたりして。でもヘタレだからそんなことできない。
紅茶を飲んでました。3日前に入れた紅茶。自分で入れたのに忙しくて飲めなかった。ごめんねなんて言って口に運んで。感じたことの一つは苦い。二つは涙が入って塩っぽい。
ずっと飲めなくてごめんねなんて言いながら口に運んだんです。その後結局父に捨てられたんですが。
飲まれるために生まれてきた茶葉も、生きるために生まれてきた僕も。なんだか全部に申し訳ないなって思いました。
紅茶も捨てられない僕はなんの判断もできない僕は弱虫な僕は生まれるべきじゃなかった。
女子高校生も大変で。 綾風響 @sakumasuguru
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