第8話 シイちゃんはホラーが苦手!?

 私の部屋にシイちゃんと二人でホラー映画を見ている。もう夜中だな。今日はシイちゃん、お泊まりだな。うーん、私はホラーは平気だけど、いやー、シイちゃんが泣いている。よし、ここらでホラー映画を消すか。ぽちっとな。

「ねえ、ルノちゃん?」

「ん?」

「トイレ行きたい、ついてきて?」

 ななな、なんですって!? そんなうるうるとした目でお願いですって!? うふふ♡ あ、ヤバい。ヨダレが出てきたぜ。うへへ。

「あ、ごめーん。わかった。一緒に行くよ」

 私とシイちゃんはトイレに向かう。うーん、シイちゃんが私の肩に手を置いていながら。

「シイちゃん? さあ、トイレに着いたよ」

「あの、ルノちゃん? 入ってこないでね?」

「うん。私、そこまで変態ですか?」


続く

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