第23話 気ままな日曜日

 目覚は良好、元気な1日の発進です。  

 お天気は良さげでご機嫌さん。

 予定は特に入れないで自由な空気を楽しめるようにと頭の中で考えます。

 また2月にはバレンタインデーを控えております。

 チョコレートの買い出しも早めにします。何かと先送りするより用事はすぐに済ませていたいのです。そんな性分です。

正月気分もどこへやら、毎日の日常ですがコロナの影響が強くいつも通りとはいきません。

 自分の健康は自分で気をつけるしかないけどコロナはいくら気をつけても向こうからやってくるんで質が悪いです。

 徒然なるままに文字を紡いでゆく。私にはこれがとても素敵な時間になります。

 自分の居場所がここにあるようです。

 創作には若い頃から助けてもらっています。いつもいつも力を頂いております。

 短歌という形式に出会ったのは二十歳の時でした。病気になり入院して正月明けに病棟で歌会が催されました。雅な音が流れて皆、歌作りをしました。この言葉を入れて、という約束がありました。全部は覚えてないけど言葉は三つか四つあって私は 白うさぎという言葉を選びました。

 銀世界かけゆく紅あちこちと

   気づいてみれば白うさぎなり

 初めて正式に短歌を歌うこととなりました。

 病棟の歌会の皆の作品が病院の廊下に張り出されました。

 後にある看護婦さんが私に教えてくれました。

「あなたの作品が評判良かったみたいです。」

 何気に嬉しかったことを今でも覚えています。ありがたいことです。

 学生時代から文学が好きで作家という職業にただならぬ憧れを持っていました。

 それ以来、私は短歌にのめり込んでいきました。

 時間があれば歌作りをしてました。ノートと鉛筆はいつもバッグにしのばせていました。

 いつからか恋の歌をこしらえてました。恋の歌ばっかり作りました。

 現実には漠然とした恋の歌なのに来る日も来る日も誰かに向けて綴ってました。

 病気を負ってしんどいだけの毎日が歌作りにこころを救われていました。

 随分、助けて頂きました。

 眠れないで真夜中に電灯のもと、歌作りをしてる私が父に見つかり叱られたことなどもいい思い出です。

 

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