第3話 人生ゲーム

時刻は、午前11時50分もう少しで日付が

変わろうとしていた。


普通の学生であれば次の日が始業式だったら

この時間は、何をしているだろう。


まあ、おそらくは、寝ているだろう

しかし俺は、違う。いや「俺たち」の

間違いかな


パッと見高級感のある5階建のビル

この学生寮で今、私闘が繰り広げられてる


春坂「やったー!!また私の勝ちー!」

俺「また負けた」

いつになったら終わるんだろう、これ

俺「先輩!もう終わりましょうよ」

春坂「いや!神井くんが勝つまで終われないんだよ!負けたまま終わるのか!」

それっていわゆる無限ループになるのでは、

俺は、とにかく終わらせてベッドに飛び込みたい一心だ。

そして俺は、この悪夢を終わらせようと

共感の目で晴野を見る

すると晴野は、闘志満々で、よくある

目に火がついているような状態になっている


だめだこりゃ


そして次に青矢先輩の方を見る

すると青矢先輩は、顎に手を当てて

ずっと戦略を練っていた


そしてこのゲームは、続いた

午前2時半

俺「よし!俺の勝ち!」

春坂「えー!負けちゃったー!もうい…

俺「ってことで明日始業式だからもう寝ます」

春坂「じゃあ、明日もやろーよー!」

俺「時間と体力に余裕があれば、またやりますよ」

あるわけないだろう、こんなことを毎日

やったら俺は、本当に骨になるんじゃないのか?

みんなで人生ゲームの後片付けをしていた

青矢「でも、確かにたまには、こういうこともいいよね。仲が深まるし」

晴野がうんうんとうなずく

春坂「そんなに楽しかったなら毎日やろっか!」

この人は、言葉を表面でしか、見ていないのか?

でも確かに青矢先輩の言ってることには、

一律あるかもしれない

そして後片付けが終わった

春坂「んじゃ、お休みー!」

晴野「はい!おやすみなさい」

青矢「おやすみー」

俺「おやすみなさい」

みんな各々の部屋に帰っていった

そして俺も自分の部屋にいって、自分の

ベッドに飛び込んだ

たぶん、これ程までに長い1日は、ないだろう。俺は、そう思い、ぐったりと布団に

横たわった

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る