チャットから始まるラブコメディ!

歩く屍

第1話 閉鎖された空間でのやりとり

 皆は病気にかかったことがあるだろうか?


 なぜこんなことを聞くのかというと、世界各地で起こっている感染病、モロナ感染。この病気が各地で発病したが為に、自宅待機命令が国から発令された。


 おかげさまでまだ高校2年である俺、田中飛優たなかひゆうは発令に従い、ひきこもりという言わば今の職業みたいなものだ。もちろん、通っている学校も休みになり暇な毎日を過ごしている。


 しかし、あれから月日は流れ、モロナ感染者が減少、ワクチン開発も進んだみたいで、もうすぐ自宅待機命令も終わりを告げる日が来るだろう。そんな中、俺はチャットにハマっていた。それは、いろんな人とオンライン上でお話したり、会話機能もついているどこでも話せるメールに会話機能もついてるみたいなものだ。


 俺はそのチャットである人と知り合った。文面や話から、女の子っぽく、出身地が俺よりかなり離れているらしい。おそらくそこに住んでいるんだろうと思いながら、仲良く話していると文面だけでも可愛い一面を知るにつれて、俺はその子のことが気になりはじめ、そして好きになった。


 他愛のないやりとりが続き、俺はついに自宅待機命令が解除され学校へ行けるようになった。




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