駄文
鴉樹懶
五分で書いてみる。
自分が今何をしているのか。何をやっているのだろうかすら分らなかった。
今まで、透明なガラスを隔ててみていたような感覚に襲われた。友人との会話、親との楽しい時間、恋人と過ごすすべての時間が、ガラスを通してみていたように感じられた。
「その感覚は、当たっているよ」
そう僕に話しかけたのは、一体かどうかわからない物だった。
「誰?」
と、僕は問いかけた。相手は、こう答えた。
「僕もわからない」
と、これが僕たちの最初の出会いだった。
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