84話 髑髏剣士との戦い
俺達はモンスターボックスを倒して先に進む。
どうやらこのダンジョンの構造は一本道とフロアとで成り立っているようだ。
最初のフロアが魔獣ブラックウルフ。
次がモンスターボックス。
もうここまでの2フロアで冒険者が数十人は殺されている。
危険なダンジョンなのは間違いない。
「腹が減ったのじゃ」
「栄養補助食品買っただろ。食べろ」
「今食べても良いのか?」
「一本程度なら問題ない」
「じゃあ頂くのじゃ」
ヴィクトリカはフレッディーノ国雑貨屋で購入した栄養補助食品を一本食べる。
ブロック状の細長いクッキーだ。
栄養満点である。
味はチョコレートだ。
「美味しいのじゃ」
「そうか。よかった」
俺達は先へと進む。
そして一つのフロアへと出た。
ここが三つ目だ。
「髑髏剣士か!?」
「髑髏剣士?」
「ああ。骸骨のようなモンスターでA+ランクはある」
「手強いわね」
「ああ」
俺は一旦ここでセーブを行う。
「セーブ」
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スロット1 ガルフダンジョン前
スロット2 ガルフダンジョン内部
スロット3 ファイシード国宿屋
スロット4 フレッディーノ国宿屋
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俺はスロット2へ上書きセーブをした。
そして髑髏剣士と戦う。
「ラフレアバフを撒けるか?」
「大丈夫。魔力は満タンだから」
「悪いが頼む」
「任せて」
ラフレアがバフを撒く。
「攻撃力アップ」
「防御力アップ」
「スピードアップ」
ラフレアがバフを撒く。
そしてアタッカー三人がラフレアのバフの恩恵を受ける。
そしてリア達が地面を蹴って髑髏剣士と戦う。
「はああああああああああっ!!」
「とりゃああああああああっ!!」
「うらあああああああああっ!!」
ラフレアのバフで攻撃力とスピードが増したことで髑髏剣士のスピードより速い。
髑髏剣士が右手に持った剣で戦ってくるが硬度でもブラッドソードやブルーソードの方が上だった。
「終わりよ」
髑髏剣士をリアとヴィクトリカとネールで粉々に刻む。
A+ランク程度のモンスターであれば勝てることを確実に証明した。
「ナイスだ」
「今回は血は吸収できなかったけどね」
「まあ仕方ない」
「でも髑髏剣士を倒せるのは凄い」
「えへへ」
俺はリアの頭を撫でる。
リアは嬉しそうだった。
ヴィクトリカとネールの頭も撫でる。
二人も嬉しそうだった。
さてセーブしよう。
「セーブ」
=========================
スロット1 ガルフダンジョン前
スロット2 ガルフダンジョン内部
スロット3 ファイシード国宿屋
スロット4 フレッディーノ国宿屋
=========================
俺はスロット2へ上書きセーブをした。
「ねえラーク後ろから誰かが付いてきてる」
「何!?」
「人数は?」
「ええとね。五人」
「ネールありがとう」
「うん」
ネールは猫人族なので耳がいい。
そしてその耳で感知した。
五人でダンジョン攻略に向かってきているのか。
確かにクエストの募集が一つとは限らないが。
しかし厄介だな。
俺達の競合相手が来るとは。
「まあ気にせず今は先に進もう」
「そうね」
俺達は髑髏剣士を倒して三フロア目突破する。
それと同時に背後から付いてくる謎の五人組にも警戒する。
そして四フロア目で危険なモンスターに出くわすこととなる。
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