第1話美少女生まれ変わったんだか!?
僕は、昔から一人だった。
僕は、皆とは違っていた。
僕は、産まれてすぐに両親が無くなり、従姉妹の家に預けれた。
別に従姉妹のお姉さんが僕に虐待なされたことと無く、貧乏でも無かった、不満も何にも無かった。
唯一と言ってもいいのは、忙しくて僕と一緒に居る時間だけが短かったぐらいだ。
僕は、皆とは違って女の子みたいな見た目であった為、学校でも一人の時間が多かった。
そして高校生になっても変わら無いとも思った。
それはある日突然に起こった。
僕の人生は終わりを告げた。
それはただの嫉妬だった、一度も話かけられたことも無い女の子が、僕の事が好きと言っただけで、僕は階段から突き落とされた。
その子が好きな男に......最後に言われた。
お前みたいな女の見た目をした奴の何が良いのか?お前より俺の方がイケメンなのに!
そんな事知らないよ!
なりたくてこんな見た目になった訳でもない!
いっそ女子だったら......こんな事にならなかったのかな?
ただの嫉妬で僕の人生が終わった。
目の前が紅く染まっていく。
身体が動かない、体温が下がっていくのを感じる、寒い...痛い。
どうして?
何が僕をこんな運命にしたの?
辛い、生まれてから僕は、一人なの?
悲しい......いっそ女子に産まれてきたかった。
「その願い私が叶えて上げるぞ!」
そして僕は意識を失った。
「ここは、どこだろう?」
身体が動かない、でも温かい物に包まれている感覚がする。
気持ちいい何故か不快感も無く心が穏やかで居られる。
本当なら焦ったりするはずなんだろうが、僕は冷静だった。
何処から声が聞こえて来た。
何を言っているのかよく分からない。
理解しようにもぼやけてよく聞こえない。
でも、僕は何故か理解している気がした。
そして何も分からないまま、また意識を失った。
「ここは、僕は死んで無い?」
身体が重たい、いつもとは違うみたい胸が重い、なんか声も高いし、髪が長いし、視線が低くなったような......あれ?
いや、まさかね?
今の状況を確認した。
見渡した感じ僕の部屋みたい。
窓から見える視界的に、マンションみたい、それも結構高い。
そして前の身体には、無かったはずの胸がある、それも大きいし。
「これって、女の子になってしまったのか?」
とりあえず壁に鏡が置いてあるのでそこまで歩いていった。
「こ、これが僕!?」
そこには、美少女が居た。
歳は16か17歳ぐらいの少女で身長が145cmぐらいの平均より小さい感じで、髪が腰まで伸びていて、透きとおるぐらい銀色をしていた......綺麗だった。
胸はよく分からないけど多分Cぐらい、今まで見てきた中で一番大きい。
「女の子だったら良かったって言ったけど! こんなの聞いてないよぅ〜」
こうして新しい?
人生が始まった。
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