天使エルエルと僕5
渋谷かな
第1話 エルエル5
「スゴイ! パスタにたらこが乗っている!? 美味しい! アハッ!」
天使エルエルは人間界の生活を満喫していた。
「エルエル、僕のお父さんだよ。」
「初めまして。エルエル。いつもヒロシがお世話になっているね。」
「アアアアアー!? ヒロシのお父さんはトムクルーズかブラッドピッドみたいにカッコイイです!」
「そう!? エルエルちゃん、今度ディズニーランドに連れていってあげよう。」
「ありがとうございます! ヒロシパパ大好き! アハッ!」
天使はヒロシのお父さんも骨抜きにした。
「天使、怖い・・・・・・。」
ヒロシは天使の裏の顔を見た。
「ヒロシパパ、何か困っていることはありませんか? 不正とかコネとか最初からコンテストの優勝者が決まっているとか?」
「そうだな。ゴルフに行くと下手くそ社長が優勝することになっているんだ。給料を減らされたくないから、誰も社長に勝つことができないんだ。」
「不条理!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
天使エルエルの心が不条理を感知する。
「許しません! 不条理は許しません! 天使の名にかけて!」
天使エルエル不条理を正すためにヒロシパパの会社の社長に会いに行く。
「やっぱりいた! 悪魔め!」
「おまえはお邪魔天使! また現れたな!」
社長の耳元で悪魔デビデビが囁いていた。
「今日こそは倒してやる! いでよ! 悪魔大モグラ!」
「モグー!」
悪魔大モグラが召喚されて現れた。
「やれ! 天使を倒すんだ!」
「モグモグ!」
大モグラが突進してくる。
「ギャアアアアアアー!?」
天使エルエルは窮地に陥る。
「助けてください! 天界にいる女神様!」
エルエルは天界にいる女神に祈った。
「カワイイ天使! エルエル復活! 女神様に代わってお仕置きです!」
女神の祝福の神々しい光を浴びてエルエルが元気になる。
「何を!? やれ! 大モグラ!」
「モグー!」
「くらえ! エルエル・パンチ!」
「モグ!?」
エルエルは大モグラを倒した。
「クソッ!? 覚えてろよ!?」
悪魔デビデビは逃げ去った。
「カワイイは正義! エルエルは勝つのです! ワッハッハー!」
エルエルは社長を悪魔から救い出した。
「はあ・・・・・・。」
ため息をつきながらヒロシパパが帰宅する。
「どうしたですか?」
「社長がゴルフをやめて、今度は釣りにするって言うんだ!? もしも社長よりもたくさん魚を釣ったらリストラされちゃうよ!? 俺はどうすればいいんだ!?」
「あれ? おかしいな? 新しい悪魔でも取り憑いたのかな? アハッ!」
細かいことは気にしないエルエルであった。
つづく。
天使エルエルと僕5 渋谷かな @yahoogle
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。