閉じる
表示設定
目次
he is a ghost
割れてる列車に乗って貴方は一体何処に行くの
葬式屋も酷いね あたしの身体も焼けちゃった
あたしも寂しいよ こうやって貴方の傍に居ても
触れられないし 何もできないからさ
だから お願い
こっちまで こっちまで こっちまで
やって来てくれたらね
達観した 諦観した 壮観した
あたしだけのラブ・ストーリー
怖くはないよ 貴方もきっと
いつかはこっちへ来るんだから
『一方通行、冥界行きです』
貴方は
海へ 海へ 海へ 堕ちました
深く 深く 深く 咲けました
日がさ 火がさ 日傘を開くのも
辞めて 辞めて 辞めて しまいました
灰と肺と「はい」でさ 頭が白
泣いて 泣いて 貴方は極彩色
水死体はどうも着膨れして
貴方の顔はさ 青
鯨の骨には子供たちの被害
白浜の電波塔に向かう
被害射撃の帰路に貴方は死んで
稀代な英雄となりました
海へ 海へ 海へ 堕ちたいな
深く 深く 深く 咲きたいな
火がさ 火がさ 火がさ 壊すことを
葬式屋も酷いね 貴方の身体も焼けちゃった
あたしも寂しいよ こうやって遺骨の傍に居ても
海へ 海へ 海へ 堕としてよ
深く 深く 深く 墜としてよ
日がさ 日がさ 日がさ 届かないと
言って 言って 言って
笑いたいな
咲いた
ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。（ログインが必要です）
応援したユーザーはいません
応援する
アカウントをお持ちの方はログイン
カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
カクヨムに登録すると作者に思いを届けられます。ぜひ応援してください。
新規ユーザー登録（無料）
カクヨムに登録して、気になる小説の更新を逃さずチェック！
カクヨムに登録して、お気に入り作者の活動を追いかけよう！
応援すると応援コメントも書けます