余裕(余裕じゃない)彼と、余裕がない彼女の物語
Mocha
第1話 プロローグ
恋をしていた。
胸が引きさけそうになるくらいの
恋をしていた。
彼女は自分に興味があるか分からないし、
そもそも名前すら知らないかもしれない。
でもいい。
今はそれでもいい。
いつか彼女が、俺の事でいっぱいになってくれれば、
それでいい。
そのために俺は...
俺は...
彼女の前では...
余裕たっぷりでいてみせる!!
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