一体これはラブコメと言えるのだろうか?(仮)

海水すい

プロローグ

プロローグに相応ふさわしい話では

ないような気もするが、

はっきり言って俺は

『女子』

というものが苦手だ。


しかし、これは多くの女子に共通する習性のことを指しているから、

勿論もちろんだが女子にも例外は沢山ある。


女子というものは、

どうしてあんなにれたがっているのだろうか。

しかも大体群れの中心にいるような人は、1人でいると大きく出れない。

...だっさいなぁ。


これは小6の頃に芽生めばえた疑問だ。

例えばお手洗いに行く時とか、

思い出して欲しい。

女子が数人で固まってトイレに入っていくあの光景を。


中学デビューに失敗し、

陽の者になりそこねた俺はその意味が分からずにいる。

たまにいるんだよね、用もないのに友達について行って一緒に入るやつ。

何?お前らそのトイレの中で

一体ナニやってんの?とか

そんなに友達が用を足す所を見たいの?とか

思ってしまう。

「何」の書き方が変だって?

しゃーない。

思春期真っさかりだからね。



まだある。

これは例えばの話だが、親にゲームを買ってもらうための口実として


『みんなも持っている』

『みんなやっている』


とかいうのを

使った事はあるだろうか。

俺はこの『みんな』という3文字をすぐ使う奴も苦手だ。

理由は単純。

体育祭が終わった後、

「クラスのみんなで打ち上げいこ!」

的な事をリーダー格の女子が言うとする。

ここで陽の者が指している

『クラスのみんな』には

そいつと仲がいいリア充しか含まれていないからだ。


俺のような陰の者はお前らのクラスメイトじゃないってか。日本語はもっと正しく使えよ、ちくしょう。



.....というように、

とにかく俺は以上のようなタイプの女子が大の苦手であるのだが、

現在中学3年生という事もあり、

そんなくだらない私情しじょうを語る間もなく進路を決めなければならない。

女子が苦手というのだから

男子校にでも進学すべきなのだと思うのだが、

県内の男子校はレベルが高すぎるし、さらに朝に弱い俺には県外の高校にも行けず、志望校は共学校にせざるを得ないのである。





__つまり。これらの話を

  簡潔かんけつにまとめると、




「俺を勉強のできる男に

  してくれる人が現れますように

      3年C組 闇の使者 Y」

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