第356話 色仕掛け ②-SIDE 国王 《1-345》-3⃣

余の悲劇。

それは王である事。


余が欲するは真の愛。

だが、群がる女達は、立場だけを目的に色を仕掛ける。


跨る女も、何もいらぬと言った口で、

金品を欲しがり、地位を求め、国をねだる。


どこかに…。

余だけを欲し、狂おしく求め、何もねだらぬ女。

余に充足だけをもたらす女。

そんな夫人はおらぬものか。



☆★☆


何故か王妃はアウト・オブ・眼中。

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