第329話 遺失物 ① #疾走! 背脂パンダ

パンダは走っていた。白と黒の毛並みが風に流れてゆく。

息が上がる。目の前がゆがむ。しかし止まれない。なぜなら背後から彼の落とした背脂遺失物が迫ってきていたからだ。


背脂は、

「おうおうおうっ! えらい薄情じゃねぇか。今更、俺っちを捨てようなんてよ」

わらいながら、むずとパンダの首根っこを掴んだ。



★☆★


仁志 水ぎわ~あいるのパシリ(笑)様 Presents

【#疾走! 背脂パンダ】イベント


ko-todo様の140字『遺失物 【#疾走! 背脂パンダ】』が、とても面白かったのです。

https://kakuyomu.jp/works/1177354055345483913/episodes/16816700427801146128


ですが、持ち主が受け取りにいかないと仰っておられるので…つい。

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