第265話 学級会

来たる参観日で発表する歌と踊りの楽曲を決める学級会で、慣れ親しんだ詩歌や振り付けに『どんなアドリブを加えるか』も生徒達で案を出し合い、選抜クラスの担任は、問題が無いかどうかのチェックをしただけで、練習も自主的に行っていた。


と、校長先生は、国王陛下後宮担当者に説明してるんだろうな。



★☆★


ん、と。まあ、北朝鮮の『喜び組』のスカウトが学校参観で行われてたらって感じ。


選抜クラスっていうのが既に、学校の先生達が推薦する才色兼備の卵達の寄せ集めで、アドリブの詩歌は原曲よりも国王を称えていて、踊りはきっとやけにセクシーなんだよ。(一般クラスは、選抜クラスの衣装とか作ってるんじゃないかな)

そして、後宮担当者の御眼鏡に適った生徒は、後宮にドナドナされるんだ。

王様寵愛生徒を育成した学校は、国からの寄付金や先生の待遇も変わってくる…とか。



難産でした。

学生だった頃なんて遥か昔すぎて…。


…だからって、何故、こうなったんだ?

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