第251話 飛び地

 マリエ・ディ・モラが女伯となったのは12歳の時。

 伯父であり後見人の公爵は、彼女を自分の嫡子との婚約を決めたが、彼女は、父親の喪が明けると共に隣国のティーカ王家によって誘拐され、第二王子との婚姻誓約書に署名させられた。

 この結婚により、モラ伯爵領はティーカ国の飛び地となったのである。



★☆★


お題が『飛び地』って…難しい。


国名や名前をつけたのは、そうしないと140字に納まらなかったからです。


この後、マリエと第二王子の結婚の無効を教会に訴えたり、モラ伯爵領の領地をめぐる国同士の争いや話し合いなんかがあるんじゃないかな。

…知らないし、書く予定も無いけど。

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