第216話 晩餐会

酩酊した賓客は横に座る主催者の膝に倒れ込み粗相した。


バルコニーから覗く魔性の瞳は、

醜態を世界に晒す目をこらしたが、

主催者は即座に賓客の兵へ

「あの瞳から賓客を覆い隠す壁になれ」

と命じた。


主催者が何より恐れたのは、

正気の賓客が失態抹消の手段に、

彼の飼いならす破壊神を解放する事だった。



★☆★


とある現実にあった晩餐会の比喩的表現…かな?

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