第215話 カプセル
蟻の這い出る隙も無いカプセルに囚われた瞬間に、
俺は命の期限を切られた。
噂では、
闘技場に送られると檻が溶け、
敵を倒せば自由になれるらしい。
真偽の程は解らない。
勝てるかどうかも解らない。
だが、
無駄死には御免だ。
一縷の望みがあるならば、
白湯に乗って食道を渡り、
菌と闘うチャンスが欲しい。
★☆★
薬にも期限があるらしいが、
気にした事が無い。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます