第161話 二度寝

私の体は動く城。

そして、それはトロイの木馬。


布団の領地に蓄えた恵み温もりで、優雅な眠りを貪る私。

明け方、城内からの突然の敵襲。

昨夜摂取した水分が、尿意となって暴れ回る。


放置すれば、水攻めの憂き目に合うは必須。

私は大人しくトイレへと投降した。


敵兵のいなくなった城を引き、

私は領地へと戻る。

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