第153話 ブラックペッパー
それはピエロのジャグリング
それとも新体操の棍棒
右へ左へ
上へ下へ
1mはあろうかという木製のペパーミルを、
ウェイターは、軽々と回転させる。
まるで夢のよう。
クライマックス
テーブルの上のステーキにミルの先が近づく。
チッチッチッ
ギアの回転音がして黒胡椒がかかる。
何故か、現実に引き戻された。
★☆★
大層な技術だと思ってます。
ええ。ステーキは美味しゅうございました。
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