第140話 反省文 ≪源義経≫

僕。

頑張ったと思うんだよね。

兄ちゃんの代わりにパパの仇を討ったんだよ。

これって褒めてくれていいと思うんだ。

なのに他所の人の話だけ聞いて、

弟の僕をおうちにいれてくれないなんて…僕、泣いちゃうよ。


ねぇ。

おうちに入れてよお。

悪かった所があるなら謝るからさぁ。



元暦二年五月

左衛門少尉源義経



★☆★


腰越状。

あ…反省点が解ってないや、これ。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る