第075話 殿堂入り

怪談話の殿堂に入っているのは、『四谷怪談』のお岩さんと、『番長皿屋敷』のお菊さんだろう。


ある夏の夜、酒を呑みながら、

「お岩さんって知っとるか?」

と、後輩に聞いてみた。


「知ってますよ!」


後輩は自身満々。

まあ、そうだろうな。


「お皿の足りない人でしょ!」


ズコーッ。


「お前は、脳が足りん」

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る