第052話 吹雪 ★
粉々の発砲スチロールの欠片のような雪は、ほろほろと落ちていく背中を風に突き飛ばされて、アスファルトの地面に叩きつけられると同時に、地を這って吹く乱気流に煽られて渦を巻き、弧を描きながら舞い上がって片付けられていく。
これでは、峠のトンネルなどは吹雪で通行止めになっているに違いない。
★☆★
今回は純文学の書き出し風。
いや、だって、体感として、吹雪なんてどんなものかを知らないし。
標高が高い所なら吹雪く事もあるんだろうけど、そんな所まず行かないし。
寒いの嫌いだから、自ら好き好んで寄っていくわけないし。
当然、スキーもスノボもしませんし。
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