第036話 無念を晴らす ②

『ごめんね

 好きだからこそ許せなかったの

 だからもう、これで終わりにしよ

 許してね』


彼女からの置手紙。

君のプリンを俺が食べた日から、すれ違っちまった俺達。

(君の無念は晴れただろうか?)


俺がマジックで『食うな』と書いた350円のプリンは姿を消し、

流しの中には、これ見よがしの銀のスプーン。



★☆★


どうしても、

『「きみを、140字で落としたい」/ 作者: 仁志 水ぎわ

第33話 「正解はどれ?:ツイッター対決・炭酸ガス」』

https://kakuyomu.jp/works/1177354055156526227/episodes/1177354055489104599

の彼女の無念を晴らしたくて…。



仲直りをする為に、彼女に食べられる事を想定して、わざと『食うな』と書いていたと捉えるもよし。

本当に楽しみにしていたプリンを、仕返しに彼女に食べられたと捉えるもよし。


とりあえず、彼と彼女の間の蟠りを解消し、仲直りできたのではないかな、と。




〖3年目:第065話 謝罪 《1-036》-2⃣〗

https://kakuyomu.jp/works/16817139556778618202/episodes/16817330648511283502

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