第018話 5円玉
賽銭箱に対峙した彼は、掌の中の五円玉を投じる。
(縁が切れますように)
これ迄、神仏に願った事など一度もない。
5円ぽっちで願いが叶う?
受験も仕事も恋愛も、神頼みなんかしてる暇があるなら、他にする事がある筈だ、と、ずっと思っていた。
だが、今は、祈らずにはいられない。
彼女と病の縁切りを。
★☆★
『五円玉』なんて、お賽銭しか思い浮かばないよ。┐(´д`)┌
彼が詣でているのは、
雨宝院(通称:西陣聖天宮)の設定です。
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