第9話 パスワードに使いたい 「博士の愛した数式」
「博士の愛した数式」は小川洋子氏の小説である。
交通事故による脳の損傷で記憶が80分しか持続しなくなってしまった元数学者である「博士」と、彼の新しい家政婦である「私」とその息子「ルート」の心のふれあいを描いた作品で、心温まる気持ちにさせられる小説なのだ。
プログラミング言語はちんぷんかんぷんな私でも6の約数が、
ニッセイ基礎研究所
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はじめに
「博士の愛した数式」(小泉堯史監督)は、大学時代に数学を専攻して、曲がりなりにも、アクチュアリーという数学に関係する専門資格を有する私にとって、非常に興味深い映画であった。
小川洋子氏の小説を映画化したものであるが、交通事故による脳の損傷で記憶が80分しか持続しなくなってしまった元数学者である「博士」(寺尾聡)と、彼の新しい家政婦である「私」(深津絵里)とその息子「ルート」の心のふれあいを描いた作品で、映画鑑賞後に本当に心温まる気持ちにさせられた。
ポケベルの番号みたいに11が「あ」になるとかには疎い私だが(もっとプログラミング言語などには弱い)しかし、ここに多くの数学用語が出てくるが、その内容ならまだわかる。例えば「完全数」について紹介したい 。
完全数とは
「その数字自身を除く約数の和がその数字自身に等しい自然数」
「博士の愛した数式」では、これが阪神タイガースの江夏投手の背番号であるため、「博士」は江夏投手のファンだということで紹介されていました。(完全数は限られている。)
実は、完全数は、現時点で確認されているものは49個しかないとのこと。(2016年末時点)。
小さい順に、
6、28、496、8128、33550336、8589869056、137438691328、2305843008139952128、
これをパソコンのパスワードに繰り返していきたいと思う今日この頃なのでした。
◯1と7は素数で孤独というけれど自分に素直な数字だと思う
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