第9話 電線音頭とは

それは昭和四十年代頃より続く、




荒御魂デンセンマンを召還するために行われた奇祭。




用意するもの


最低四畳半の畳の部屋。


家具調こたつ。




召還士


ベンジャミン伊東(伊東四朗)と


小松与太八左衛門(こまつよたはちざえもん・小松政夫)


による音頭のもと「ちゅちゅんがちゅん」で始まる「電線音頭」を順番に踊らなければならない。




二人踊った後に必ずデンセンマンが降臨してくれる。




尚、こたつの上で踊った者はこの年、なんとなくいい気分で一年を過ごせるみたい。


という言い伝えがある。




注意点


こたつというのは所詮布団の上に天板を乗せただけの家具なので、「おっとっとっと」のステップ時には転倒注意。




これを書いてる人は辛うじて伊東さんと小松さんがお笑い出身であった事をぼんやり覚えている。




友達の家の家具調こたつで五、六人でこの儀式を行った事あり。




めちゃくちゃ楽しかったが、後で友達の親に叱られた。




その場の笑いが最高潮に達したのを見届けてデンセンマンはお帰りになる。




とにかくこたつの上でその場にいた全員が踊ると約半年は無病息災になるそうな。




小松の親分さんこと小松政夫さん追悼記事のはずなのに、




なんでこのようなはっちゃけた記事になっているのか書いている人(作者)にも解らないのである。




テレビのバラエティがハッピーだった、二度と戻らない時代の奇祭。




小松の親分さん。




あんたはエライ!!!

































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