主人公であるリラは、救ってくれた少女に惚れ、主のために策略を巡らせます。外から見れば忠誠心ですが、その実、ただの下心でしかありません。そのギャップが読んでいてとても楽しかったです。また、最後の方の勘違いが加速していく様子も面白く、まさに身から出た錆だと笑ってしまいました。とても良かったです。このレビューを見かけた方も、ぜひ一度読んでみてほしいと思います。