014作目 空に走る/野々ちえ

空に走る

作者 野々ちえ


雨が降るとき、太陽はそこに居た。

★★★ Excellent!!! 詩一


天才的であるが、映像を具現化するすべを持たないツカサ。

写真の腕前をツカサに認められたツムグ。

変幻自在の演者アオイ。


三人が創り上げる映画はきっと素晴らしいものになるだろう。そう確信していた。

しかし、落雷。

不意に、信じていたものが瓦解していく。


これは悲劇?


いや、ツカサは徹頭徹尾天才だった。悲劇にすることを彼の『天才』が許さなかった。

ただの手紙であったとしても、彼はそれすらも人の心を動かす『作品』へと変えたのだ。


それゆえのラストカット。

こんなにもきれいなラストカットを、どうか小説だけではなく映像に……欲を言えば上映してほしいものだと思った。


【作品URL】https://kakuyomu.jp/works/1177354054918576347

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る