主人公が目を覚ますと、異世界に。よくある展開ですよね。最初は異世界転生ものかー、と思って読み始めると途中から「ん?」という気持ちに、そして「おおー」となります。正直オチは序盤から読めてしまうのですが、逆にそれが心地いい。異世界ファンタジーの皮を被った青春恋愛もの、ここから再び動き出す二人の物語に目が離せません。
召喚されたのは同級生とつくってた小説の世界。修正すれば、その後の展開も少し変わる。そういう設定にしていたか? と新垣は気づき、行動に出る。同級生とも関係が続いて、素敵なお話。