第5話
「しかし、これからは何をすればいいのだろうか……」
私は、家では女房がなんでもやってくれるものだと思って生きてきたから、どんなことを実際に考えればいいのかわからない。
「社長、今、奥様に電話できますか?」
「え?」
「まだ、夕飯の準備に取り掛かるには早い時間ですから、買い出しで必要なものがあるか聞いてみるのも良いかもしれません」
「社長は食材の買い出しはしたことありますか?」
「ないなぁ……」
「これからは一週間のメニューをあらかじめ聞いておいて、いつまでに何の食材を準備したらいいか考えればいいのです」
「なるほど……」
「仕事と同じだと思えば簡単です」
「仕事……?」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます