202012ジャパロボ 3

渋谷かな

第1話 ジャパロボ 3

「次はどいつだ! 私が相手をしてやる!」

 菜々子は東京オリンピックのパレードが破壊されて怒っている。

「よくもダレノガレを!? これでもくらえ!」

 テロリストのジャパロボがバズーカ砲を菜々子に向けて撃った。

「そんなもの当たるか!」

 菜々子は一瞬でバズーカ弾を避ける。

「なに!? 消えた!?」

 バズーカ砲を撃ったトリンドルには菜々子のジャパロボが消えたように見えた。

「上だ! トリンドル!」

「なに!?」

 菜々子は消えたのではなく、空高く羽ばたいていたのだった。

「東京オリンピックが開かれなかったら、私のバイト代が出ないだろうが!」

 バキーン!

 かかと落としをテロリストのジャパロボに食らわせる菜々子。

「ギャアアアアアアー!?」

 操縦不能にへこむテロリストのジャパロボ。

「菜々子ちゃんが怒っているのは私的な理由だったのか。」

 愛は呆れる。

「チッ。足が壊れた。」

 かかと落としを食らわした性で菜々子のジャパロボの右足が壊れる。

「撤退だ! トリンドル! ジャパロボを捨てて撤退しろ!」

「ですが!?」

「トラウデンがダレノガレを救出した! ここに長いは不要だ! 相手の機体は正体不明だ!?」

「・・・・・・りょ、了解。」

 パレード会場のテロリストたちは菜々子の異様な雰囲気に退却し始める。

「やったー! テロリストを追い返した!」

 愛は素直に喜んだ。

「愛ちゃん! 機体を変わって!」

「ええー!? 菜々子ちゃん!? 何をする気!?」

「追撃戦よ! 私のバイトをダメにした罪を償わせてやる!」

「そこは東京オリンピックのパレードじゃないんかい!?」

 菜々子はテロリストを追いかける決意をしていた。

「バトンタッチ!」

 菜々子は愛のジャパロボに乗り換える。

「無理しないでよ。菜々子ちゃん。」

「大丈夫。今度は武器もあるしね。」

「え・・・・・・。」

 菜々子はテロリストが落とした鉄の棒とバズーカ砲を手に入れてジャパロボに持たせた。

「愛ちゃんは私の機体で困っている人を救助してあげて。」

「わかったわ。」

 愛はパレード会場で救護することにした。

「菜々子、行きます!」

 愛のジャパロボに乗り換えた菜々子が再出撃する。


「あれは何だったんだ?」

「どうやらタイプ2の新型の様でしたね。」

「クソッ!? パレード様な張りぼてじゃなかったのかよ!?」

 テロリストたちは悔しそうに配送している。

「ダレノガレ、トリンドル、大丈夫か?」

「はい。打ち身はありますが。」

「こちらも、もう少し蹴りが強かったら危なかったですけどね。」

 4人のテロリスト隊員たちは無事であった。トラウデンのジャパロボの手に乗っている。

 ドカーン!

 その時、テロリストの周辺にミサイルが着弾する。

「なんだ!?」

「た、隊長!? あれは!?」

 トラウデンが後ろを指さし、ローラ隊長が振り向き驚愕する。

「チッ、外したか。照準がズレてるのかな?」

 菜々子である。テロリストが落としたバズーカ砲を装備して砲撃したのである。

「あれはパレードの新型ジャパロボ!? 追いかけてきたのか!?」

 テロリストたちは菜々子を見て驚愕する。

「見せてあげる! 私のジャパロボの実力を!」

 菜々子はテロリストに特攻する。

「先に行け! トラウデン! ここは私がしんがりを務める!」

「隊長!?」

 テロリストの隊長のローラが菜々子と対峙する。

 つづく。

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