その弐・裏 『体験者の選別』

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 その弐・裏


 『体験者の選別』



 説話


  記録者が選ばれると、全学

 年の生徒、誰か一人が体験者

 として選ばれる。

  体験者として選ばれた生徒

 の使用している机には、体験

 すべき怪異の時間と場所が刻

 まれる。

  体験者がその指示に従うま

 で、それは何度も続く。

  記録者が怪異を本に記載す

 る、もしくは体験者が行動不

 能に陥るまで、定められた怪

 異を体験し続ける事となる。

  記録者が正しい記載を行う

 と、体験者はその後一週間で

 怪異に関わる出来事を忘れる。



 要因


  過去に直接的、間接的問わ

 ず、七不思議に関わって死亡

 した体験者と七不思議の基に

 なっている怪異の意識の集合

 体。

  各七不思議の発生場所に関

 わる、名字の頭文字の母音が

 「あ」である人物を体験者とし

 て選出する。






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