第17話 答
「晩ご飯、なに食べた?」
「さっき、なにしてた?」
「どんなテレビ、見てた?」
「お風呂、入った?」
「どこから、洗うの?」
「シャンプー、なに使ってる?」
「トリートメントは、週なん回?」
「-----?」
「*****?」
矢継ぎ早の問いかけ。
答える前に、次の質問が飛ぶ。
右腕にしがみついて、しなだれかかるminako。
時おり拳を突き上げて、そして嬌声を張り上げるminako。
どうした? 今夜は。
唯々、戸惑うばかりだ……。
のらりくらりと歩く二人の目に、緑の木々が飛び込んでくる。
チラホラと紅葉した葉が、実にきれいだ。
が、立ち止まって見入ることはない。
ぼくの急かす声に、動くminako。
留まりたげな minako の気持ちに気付いてるくせに、わざと意地悪するぼく。
神社仏閣巡りの好きな、minako。
閑静な場所が好きな、minako。
付き合うぼくは、minako にベタ惚れ?
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます