「悪役令嬢、実は、聖女」作者:七沢ゆきの 様
ご無沙汰しております。
57作目の感想は、七沢ゆきの 様の「悪役令嬢、実は、聖女」https://kakuyomu.jp/works/1177354054889525365 についてです。
所謂、悪役令嬢、婚約破棄に聖女をつけた典型的なテンプレート作品とはまったく異なる、面白い作品でした。
三人称で書かれているのですが、各登場人物の内面がよく書かれていて、読者によって好きなキャラが分かれるのだろうなあと思いました。
私は、エルリックが断然好みでした。
さて下記ネタバレ感想行きます。
未読の方はご注意ください。
☆
冒頭は悪役らしい場面から始まり、そこから実は「悪役令嬢」の仮面が偽りであることが明かされる。
母フランジーヌによって悪役をさせられる、無垢な少女ショウエル。
けれども、徐々に覚悟を決めて変わっていく。
でもこれが大どんでん返しがあったのでびっくりしました。
中盤から一気に面白くなりました。
主人公が強いほうがやっぱり好きだなあと思ってしました。
序盤は従僕エルリック、そして団長に守られる少女で、無垢で可愛いのですが何か物足りない感じがしたので。
まあ、そこが伏線なのですよね。
色々なところに伏線が引かれていて、終盤は驚きっぱなしでした。
化け物であるエルリックの正体に最初は驚くが、最後まで信じ切ったショウエル。
そして雇い主を裏切り、彼女に尽くすエルリック。
エルリックの愛が本当よかったです~~。
フランジーヌとショウエルの親子愛、家族愛、ショウエルに深い愛情をいだくエルリック、悪と知りながらフランジーヌを愛した男たち。残酷王を心から愛するユーエもよかった。
ファンタジー、バトル、ドラマ性がうまくはまった作品だと思いました。
面白かったです。
この度は企画にご参加いただきありがとうございました。
次は58作目、河童デルタ 様の「騎士王の花嫁さがし◇×◆」https://kakuyomu.jp/works/1177354054886926028 の感想についてです。
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