「ブレード・ガンナー」作者:青豆 様
36作目の感想は、青豆 様の「ブレード・ガンナー」https://kakuyomu.jp/works/1177354054892435041 についてです。
タグに文学とあるように、良質のSF文学小説でした。
書き方などすべてコントロールされて書かれていて、いやはや凄かったです。
さて、ネタバレ感想いきます。
未読の方はご注意ください。
☆
「僕」の一人称で語り始められる物語。
電脳世界ユートピアで繰り広げられる殺人、主人公はその暗殺者でもあり、警察でもある。
読書家で、哲学的な僕。
現実でもそれは同じで……。
あまりにもネタバレしては酷いので、直接のネタバレは書きませんが、読み返してみても本当、綺麗にできてますね。
最後まで「事実」に気がつきませんでした。
しっかし、どうして彼は、暗殺者を殺すことにしたのか。
彼というのは、僕でも、俺でもない彼のことですよ。
また暗殺者を生み出しそうです。
エンディングはとても悲しくて、彼女はきっと泣いているでしょうね。もしかしたら、「俺」も泣いているかもしれない。
非人道的だなあ、彼は。
一番の悪は、彼でした。
ハッピーでもエンドでもない、なんというか不思議な終わり。
でも美しい終わりですね。
あとがき読んでまたびっくりしました。
全ては計算どおり。
こういう物語を書かれるのが本当の小説家なのでしょうね。
勉強させていただきました。
この度は企画にご参加いただきありがとうございました。
次は、37作目の感想、森緒 源 様の「入院患者は眠らない !?」
https://kakuyomu.jp/works/1177354054887483994 についてです。
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