「Somewhere, Nowhere 〜ここではないどこかへ〜」 作者:橘 紀里 様
こんにちは。
27作目の感想は、橘 紀里 様の「Somewhere, Nowhere 〜ここではないどこかへ〜」についてです。
私の好みのど真ん中で楽しく読ませていただきました。
恋愛たっぷりの王道ファンタジーは大好きです。
さて、ネタバレ感想早速いきます。
未読の方はご注意ください。
☆
主人公のディルの健気さと無関心さ(懐に入れる者以外への)がいいですね。
さらに美しいので、どんどん、惹かれる人が出現。
ディルの心が最初、誰に向いているかわからなかったのですが、狭間の間に落とされてからは、自覚なしですが真っすぐ彼に向いてましたね。
ディルの出生の秘密、呪い、大戦争、世界の長となる者、全くツッコミどころがないきちんとした設定の上に、登場人物の恋心、想いが濃厚に描かれていて、いやはや本当面白かったです。
書籍化されてもおかしくないなあと思いました。
一番好きな登場人物は健気なロイです。ディルと結ばれてないとはわかっていながら最後まで応援してしまいました。
アストリッドも可哀そうだと思ったのですが、まあ、私がロイでもディルに惹かれるなあと、納得です。
意外だったのが、イーヴァル。
彼はアストリッドとくっつくと思っていたのに~~。
イーヴァルは恐らく作中で一番年上ですよね。それなのにまだまだ恋心を抱くところが、なんともディルっと、空を仰ぎたくなりました。
アルヴィードはディルの気持ちを知っていてもヤキモキしてしまいますよね。
あれだけ好かれているのに、時折放置されるディルがちょっと可哀そうで、やっぱりロイと一緒に4人で暮らしたらどうだろう?と提案したくなりますね。
それはそれで生殺し。
けれども イーヴァルも一緒のようなものだから……。
最初から最後まで楽しませていただき、大満足です。
この度は企画に参加くださりありがとうございました。
次、28作目の感想は、Edy様の「アステロイドベルトの片隅で」
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