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  • 01 糾歌前夜への応援コメント

    「冬の音を聴かせて」企画に参加ありがとうございます。
    スピード感満載、伝えたいメッセージが多く含まれているのが伝わってきました。
    試金様の頭の回転の速さに驚くばかりです。ですが、私には難解すぎて理解が追いつきません💦大変申し訳ありませんが、ここでリタイヤさせて頂きます🙇🏻‍♂️読ませて頂きありがとうございました。

  • 01 糾歌前夜への応援コメント

    試金さま

    自主企画「一気読み〜」の企画主・百一里優です。

    いや、なんとも凄い小説ですね!
    鬱陶しいほどの言葉(ポジティブな意味で)に圧倒されました。
    僕もラップやヒップホップ(ほとんどが英語ですが)を聴きますが、冒頭は完全にラップですね。
    で、また転調して……。

    ハマる人はハマりそうな感じ。わかります。
    今はちょっと付いていく元気がないので、1話目でリタイヤです……。

    自主企画へのご参加、ありがとうございました。

    作者からの返信

    百一 里優様

     なんとなく登録した企画をきっかけとしてたいへんご丁寧なコメントを賜り、感謝いたします。
     この小説へのコメントが6月16日という日付に届いたのも奇縁かと存じます。というのは、今日はジェイムス・ジョイスの(この小説の元ネタの一つであり、冒頭でも引用されている)『ユリシーズ』で舞台とされている日で、さらに今年は正式版刊行からちょうど100周年だからです。西暦2019年に私が『χορός』を書いていた頃は、『ユリシーズ』100周年がくる前に日本からのアンサーを返しておかなくてはならない、という思いに突き動かされていたのを昨日のように思い出します。

     そして、短いながら的確なご感想もありがとうございます。なかでも、この小説の語り口から「転調」という語をお選びになった貴方のご慧眼に感服いたします。調性=keyは先述したジョイスの小説にも重要なモチーフとして登場し、『χορός』においてもまた、個々の語り手などという窮屈さを拒絶して大いなる流れを小説内に通すための技法として、常に意識しておりました。
     そのため、書き手の私にすら凄まじい異物感を与える作品であり、編集作業の際にも読み直すのは一日につき多くても二万字が限界でした。しかしこの小説は章ごとに扱われているトピックがはっきりしているため、今でもときどき部分的に読み直すことがあります(ロシアが戦争を始めた時は第22章、「サロメ」が流行りはじめた時は第19章、のような感じで)。こんな代物を過去に毎日毎章読んでくださった方が何人か存在したことは、望外の果報でした。

     そのようなわけで、うれしいコメントをありがとうございました。『ユリシーズ』が100年を耐え抜いたように『χορός』も100年は容易く生き延びるはずだと信じておりますので、また貴方の日々がこの小説と交わる時が来ますように。

    試金

  • 01 糾歌前夜への応援コメント

    自主企画 政治性満載の作品から来ました。
    わたしは無敵の人の話で参加しています。

    他の企画参加者への痛烈なレビューを読んで興味が湧いて読みました。

    ものすごい読みづらい文体(どちらが言ってるのかがわかりづらい台詞が多い等)なのですが、「言いたいことが大量にあって、この速度感で書くしかないのだろうな」というのも伝わってきます。

    振り落とされそうになりながら読み進めていこうと思います。

    作者からの返信

     こんにちは、コメントありがとうございます。
    「この速度感で書くしかないのだろうな」というご感想はとても嬉しいものです。文体そのもののテンポ感はもちろんですが、速さ以上に作品そのものの早さも(書いている最中よりも書き終わった後に)意識するようになりました。たとえば人類にとって永遠に早いままの小説といえばジョイスの『フィネガンズ・ウェイク』ですが、あれほどではなくも、日本語圏の人々が『χορός』の早さとどのような距離感で接するのかは、書き終えた後の者として興味が尽きないところです。少なくとも、延期された東京オリンピックが終わった現時点ではまだまだ追いつかれていないままだなと思っております。

    「ものすごい読みづらい文体」については、ほかの方宛のノートでもふれたので、ご参照いただければ。
    https://kakuyomu.jp/users/IntegralVerse/news/16816700426538362678