普段の日常を語ったエッセイなのですが、すごく面白いです。 見た映画の話をすっごい斜めな角度から語ったり、家族との軽快な会話やエピソードが描かれます。職場でのつらい状況、嫁さん娘さんによる痛烈な誹謗中傷。それらを自虐的に語る作者。面白い人です。 人生はだれにとってもつらいものですが、それを面白おかしく語ってくれる本エッセイ。 文体も洒落が利いていて、読んでいるだけで楽しいです。
親子っていいな。家族っていいな。ほっこりしたり、腹抱えて笑ったり、しんみりしたり、ボロ泣きさせられたり・・・。 下手なドラマより素敵です。どうか、いつまでもこのままで。
家族にバレてはいけない茶色い秘密。かと思えば、泣きそうで、挫けそうになった少年の日。親友の思い出。家族との何気ない日常に光る述懐。 読み進めるうちに、一人の男の人生が浮かび上がる。その、真っ直ぐな眼差し。 後悔を、黒歴史なんて言うなかれ。不器用に、がむしゃらに生きた日々は、貴方だけの冒険譚。 この物語は、激動の時代を生きる我々の、愛と希望の冒険記録である! ねぇ、石田様。そうでしょう?