素敵な聖夜の過ごし方
勝利だギューちゃん
第1話
雪が降った。
暖冬が騒がれている昨今・・・
「今年は降らないと思っていたのに・・・」
心の中で、そうつぶやく。
小さいころは、雪が好きだった。
でも、僕くらいの歳になると、おっくうになる。
といっても、まだ高校生だが・・・
町中には、サンタさんのコスプレをした人もいる。
その中には、若い女の子もいて、ミニスカサンタのコスプレをしている。
「寒くないのかな」とも思うが、女の子は寒さよりも可愛さ優先なんだろう。
女の子たちは、皆ちらしを配ってる。
その中のひとりに、渡されたのでもらう。
その女の子は微笑む。
僕を知っているみたいだ・・・
って、考えすぎか・・・
クリスマスソングが、流れている。
♪きっと君は来ない、一人きりのクリスマスイブ~
昔、CMで流れていた曲らしい。
僕は知らないが・・・
まあ、恋人のいない僕には、どうでもいいが・・・
ちらしを見てみる。
【ケーキの特売】
クリスマスケーキの写真が、たくさん載っている。
サンタさんや、トナカイの人形もある。
いや、フィギュアか・・・
まあいい。
このちらしは・・・いらないな・・・
えーと、ごみ箱は・・・
あった。
コンビニの中にあるだろう。
そこに捨てて来よう。
僕はコンビニに入り、ごみ箱に捨てた。
「あー、やっぱり捨てた」
後ろから声がした。
振り返ると、さっきの女の子がいた。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます