名家に生まれたからって…の番外編

碧莉亜

第1話  以外と(?)可愛い玲月さん 一応皇帝なんだからな!?ばーじょん

時刻は午前2時

青華帝国皇宮にて偉大なる権力を持つ3人が

会話をしていた。


「…ああ、そういえばアリア、お前に頼まれてたもんを持ってきたぞ。」


こいつに頼んで大丈夫なのか?こいつだぞ?


「お、早いねぇ。流石は司教猊下。」


「おい、頼まれてたものってなんだよ。」

話についていけないだろうが。


「だろう?俺はなんたって隣国の司教猊下だからな!」


「んーまぁ仕事の速さには感心するわ。」


「お前たち人の話を…」


「で、ついでにまた頼みがあるんだけど。

スカラーの勢力を把握したいから…」


「ああ、あのポンコツ帝国か。あそこなら確か…」

なんだよ2人の世界に入りやがって。

注(2人は恋仲ではありません。玲月の勝手なる妄想です。



「だからな、俺を置いて話を進めるなって!

一応皇帝なんだからな!?

帝国の太陽を蔑ろにしてるんだぞ?!」


「へーなんだもう知ってるなら早く言ってよ。」


……


「いや、まだもう少し調べてからじゃないと…」


……


バンッ!!


「人の話を聞けって、言ってるだろうがっ!!」


お前たちのせいで卓に乗っていた茶が零れたではないか!

(自業自得)


「あ、何だっけ玲月。なんか言った?」


「?なんか言ってたか?」


「…今回は許してやるが、次はないからな。」


「今回は今回はって…何回目だっけ?」


「そんなの逐一覚えてねーよ。」


何をコソコソと話してるんだこいつらは。


「あ?なんかいったか?」


「いいや何でも?」


「なんか用か?」


「…はぁぁぁぁ」



青華帝国は今日も平和であった。

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