プレイしたゲームの感想を述べる

Leiren Storathijs

#1 ASSASSINS CREED ORIGIN

 UBISOFTが開発した作品。アサシンクリードシリーズのメイン中の10作品目に当たるゲーム。


 自分は個人的にUBISOFTが大好きで、特にアサシンクリードは1作品目からかなりやってます。で、今回感想を言うオリジンですが、正直言ってまだクリアしていません。


 舞台は、プトレマイオス朝末期の古代エジプトとなっており、紀元前300年辺りになります。と言っても自分は歴史に対する知識は皆無なので、時代背景に関しては何とも言えませんが、地域毎にそれぞれの宗教信仰があり、当時実在した地域とそこに住む人々の生活が忠実に再現されており、UBISOFT特有のほぼ1:1の再現度は感動しました。


 アサシンクリードシリーズのストーリー的には毎シリーズ登場するアサシン教団の始まりをテーマとしているんですが、そもそもアサシン教団という組織が実在しません。


 歴史上で有名な人物が多々登場するのですが、その上で処刑や暗殺された人物の死を元から無理矢理アサシン教団が行った事にしているので、始まりと言われても殆ど変わらねえじゃねぇかというツッコミは何度かありました。要は現代アサシンを古くしただけ。と捉えてしまう。


 理由は、アサシン特有の服装と武器です。アサシンの服装は現代でも武装マシマシの、頭を覆い隠すフード。武器は手首から刃渡り10cm程の一本の刃が射出するアサシンブレード。オリジンになっても殆ど変わらないんですよね。


 まぁ、ゲームだからという理由で片付けられてしまうのですが、一般市民の集団の中に武器剥き出しの武装者が隠れた所で見つからないなんておかしいですよね。良く今の今まで、アサシン教団としてやってこれたと思います。


 で、オリジン全体の感想ですが、めちゃくちゃ面白いです。1作品名目からどんどん広がるオープンワールドは、エジプトが舞台なだけにエジプト全土を行動可能な範囲としており、普通にストーリー進めても、最終的にマップの半分すら探索し切れません。


 さらにシリーズ毎に進化していくグラフィックは、現在新作のヴァルハラと比べるどれだけかは分かりませんが、変わらずの高クオリティで、殆どのフィールドが砂漠に埋もれた地帯であっても、何度もスクリーンショットを撮りたくなる瞬間がありました。


 エジプトと言えば、最もイメージが強い物は、やっぱりピラミッドでしょうか? このピラミッドがどれだけまで忠実に再現されているのか分かりませんが、有名なピラミッドと言えば、三大ピラミッドですかね。


 アサシンクリードやっていると分かる事何ですが、ピラミッドってあの三つだけじゃないんですよね。ピラミッドはあくまでも王や権力のあった人の墓であり、何かとそこまで有名な人物で無くとも権力者の墓として以外とかなりの数のピラミッドが至る所にある様です。


 しっかり誰のピラミッドなのかという事まで細かく作られており、一切知識が無くとも説明を全部読みたくなる程でした。


 また、現在のエジプトでもある神聖として扱われる物も雑に扱われると、そこまで怒る?と思うほど人々の感情がはっきりと表現されていて、人々に取ってはどれだけ大事な物なのかという事を見直される所もありました。


 アサシンクリードオリジンで書かれていた神聖な物は、猫、牛、死体で、特に死体に対する思いは感動しました。


 日本では火葬と言って亡くなった人を燃やし、遺骨を弔うというのが一般的だと思いますが、エジプトでは真逆であり、死者を燃やす事は死者への冒涜を意味する様です。


 燃やすのでは無く、全ての内蔵を抜き取り、薬品で防腐処理をして包帯で包んで保管する事で腐らせるのでは無く、ほぼそのままの状態を保つ事が重要視されているようです。なので燃やしたり、意図的に腐らせたりするとエジプト人にブチ切れられると思います。


 またこれも細かいですが、神に対する信仰の態度もびっくりしました。まぁ、現代にも勿論いますが、凡ゆる全ての日常から、悪い出来事、良い出来事を全て神が起こした事として受け入れ、絶対にそれに対して反対しないという精神にびっくりしました。


 勿論家族が死んだ事、又は殺された事はとても悲しい事ですが、それをただ嘆き、憎しむのでは無く、『神が与えた罰』として受け入れます。


 いやぁ、本当にこんな風に全ての事を神という存在に委ねられたらどれだけ楽な気持ちで居られるのか。人間にあるべき心を捨てている様にも見えますが、感動しました。


 さて、時代については此処までしておきます。次はシステム面ですかね。


 アサシンクリードといえばやっぱりアクションが最も重要ですかね。このオリジンからアサシンクリードにRPG風のレベルシステムが追加されており、敵のレベルと主人公のレベルに差があると弓矢一撃で即死もあり得るというシステム。更にこちらの攻撃は真面に通らない。完全なる改悪でした。


 アサシンクリードシリーズ初プレイにオリジンを選んだ人なら不満はそれぞれだと思いますが、今までの作品をやってきた人なら分かる。殆ど人がこれについて不満な人は多いでしょう。理由は、一撃必殺では無いからです。『敵が一撃で死ぬとかつまんなくね?』と、シリーズ初の人は思うかもしれませんが、オリジンが出る前の全作品は全ての敵が急所で一撃死だったんですよね。


 それに比べてオリジンではレベルに差があるだけで、先程の説明したアサシンブレードで喉を掻っ切っても何事も無かった様に生きる敵を見て何とも思いませんか?普通なら即死です。なのに生きている。倒したいならレベルを上げろ。全くもってアサシン出来てねぇーじゃねか!とツッコミたくなります。


 で、今までアサシンはというと、全ての攻撃が一撃という訳では無く、簡単に言えばフィニッシュが一撃必殺パターンと、ステルスアタックが一撃必殺のパターンがあったんですね。どちらもめちゃくちゃ格好良い。まぁ、初期辺りの必殺力はちょっと物足りなくも感じましたが……。


 とまぁ、感想はこれくらいですかね。全体的には最高に面白いけど、システムだけ納得いかない。そんな感じです。好きなシリーズなので結構語ったと思います。以上です。

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