第12話 三人目が封印されてる第30階層
階層40
最後の攻略対象と出会った。
無視したかったのだが、ダンジョンを攻略するためには、彼の封印をとかなければならない。
このダンジョンはどうやら彼を封印するための場所だったらしい。
なんか大仰な世界設定が関係しているらしいが、そこらへんは興味がないので覚えていない。
月に帰りたかったのかなんとか、竹から生まれた姫かなんかか。おとぎ話の住人か。
「たっ、助けてください」
封印をとかないとこの部屋の先に進めないというわけだから、やる事やった後は放置だ。
そしたら、私達に置いて行かれた攻略対象が慌ててついてきた。
「まっ、待って。おいてかないで」
三人目は見た目が子供、喋り方も子供、しかし歳は大人の邪神アースター。
アースターを置いていった後で、私達のパーティーは「子供を放置するロクでなしだ」などと後ろ指をさされてはたまらない。
「ありがとう。一人ぼっちはやだから」
仕方なしにパーティーに加えた。
結局、全攻略対象と関わりをもってしまった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます