第31話 Sクラス

海斗がSクラスに戻ると、

(ニコラ) 「カイトーーーーーーー!!!!お前、大変なことになったぞ!!」

ニコラが大きな声でそう言った、

(海斗) 「どうしたんだ???」

(ニコラ) 「カイトが伯爵家のクラムを無視したみたいになって、明日決闘するとか言ってたぞ!」

(海斗) 「それって辞退してもいいのか?」

(ニコラ) 「ダメではないけど、成績に不戦って書かれるから、基本は決闘をみんな受けるよ!」

(海斗) 「そっか、なら仕方ないか。」

海斗がニコラと話をしていると、

目の前に魔法表記で決闘の文字がでてきた。

クラムが目の前に現れこう言った。

(クラム) 「貴様はエンポリオ家の私を無視したのだ、これは決闘をし強さを示さねばならん。貴様は魔力適正だからな、少しのハンデはくれてやる。」

(海斗) 「いいよ、そんなハンデつけなくて。逆に僕は刀は使わない。練習用の木剣で十分。」


また、海斗は人のことを煽ってるともしらずにこう言ってしまった。


(クラム) 「貴様という奴は…。まぁ、良い。明日が楽しみだな。負ける姿が楽しみだよ」

クラムは笑いながらルームから立ち去った。


(ニコラ) 「おいおいおいおいおいおい!カイト!お前って奴は!!なんでそんな高圧的なんだよ!!」

(海斗) 「ん?俺って今、高圧的だった?」

(ニコラ) 「その無自覚なところがまた怖いよ。」

(海斗) 「まぁ、しょうがないでしょ。明日は軽くこなすさ。」

海斗は笑みを浮かべながらそう言い、クラスを後にした。

(ニコラ) 「大丈夫かよほんとに…。おーい、待ってくれよ!!」

ニコラは不安そうになりつつも海斗を追った。



〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

(ギャバン) 「クリス!お前って奴は!なぜ、あのような場でそういうことを言うのだ!」

(クリス) 「すいません。でも、士気は上がったかと。」

(ギャバン) 「この学園には賢星が何人もいる。その中でのこの発言は第1項が抜かれるだろうと言っているようなものだ。まぁ、良い。それよりも、例の少年はどうだった?」

(クリス) 「はい。率直に言うと可能性は非常に高いと思います。光属性魔法を刀に纏わせて奥義を繰り出していましたが、あれは聖属性でした。聖剣使いしか使えない魔法の聖属性を素でだせるものは過去にも第1項だけです。なので彼で間違いは無いとは思いますが。」

(ギャバン) 「彼を呼び出してくれないか。話をしよう。」

大聖堂の裏では聖剣使いの2人が新たなる聖剣使いを導こうと話をしていた。


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