第27話 永劫学園理事長

(ニコラ) 「やっぱり、かいとはSクラスだったな!それよりも試験でガウェイン先生を倒したのって異例らしいぜ!初めてあの試験で講師が倒されたって言ってた!」

(海斗) 「そ、そうなんだ。ていうか俺ら遅くに来たせいで席ないんじゃないかな?」

(ニコラ) 「大丈夫!Sクラスは自動的に前の席で名前が書いてあるんだとよ。」

(海斗) 「そうなのか。それはよかった。まったく嫌なことに巻き込まれたよ。」

(ニコラ) 「貴族倒したのはなかなかだよね。まぁ!先輩がいたしなんとかなるでしょ!」

(海斗) 「ほんとに気ままだよなニコラは。」

(ニコラ) 「そうか?」


2人が大聖堂に着いた頃には大半が席に座っていた。奇跡的にニコラと海斗の席は隣同士で1番前に座ることとなった。


(永劫学園講師 魔法適正) 「只今から、永劫学園入学式を行います。まず初めに永劫学園3年代表クリス・アンドリーゼよりお話があります。静かに聞くように。それではクリスくんお願いします。」


いよいよ、入学式が始まった。3年生で代表挨拶をするのは聖剣使いのクリス・アンドリーゼだ。魔力適正者で尚且つここの代表まで務めているなんてやはりすごい人だ。


(クリス) 「まず、初めに改めましてみなさん入学おめでとうございます。そして堅苦しいのは嫌いなので軽く、そして完結に話しますね。この学園はみなさんが思ってるより厳しいです。何度も挫折するでしょう。その度に立ち直り道を切り開いて下さい。それが強くなる根源です。そして、この場でいいます。この中から聖剣使いは選ばれるでしょう。以上です。ありがとうございました。」


クリスの発言に皆が驚愕した表情、そして聞いていた魔法適正の3年生は焦った表情に会場はどよめきがすごくなった。


(ギャバン 心) 「あのバカ。そんなこと言ったら魔法適正にバレるだろうが。」


(海斗 心) 「今、魔力適正陣営はたしか聖剣第1項エクスカリバーだよな。この中からって大変なことじゃないか。」

(ニコラ) 「聞いたか!かいと!今の発言!もー超楽しみになってきたぜ!」


(永劫学園講師 魔法適正) 「皆、静粛に!クリスくんの発言は皆さんを活気づけるために言ったものです!そんな言葉をすぐに鵜呑みにしないこと!いいですね!」


(???) 「まぁ、入学式なんですからもっと楽しげな感じでいきましょうよ。先生。」

(永劫学園講師 魔法適正) 「理事長!」


(永劫学園理事長) 「はい、みなさん。お元気ですか?私は永劫学園理事長のアルテマ。皆さん入学おめでとうございます。」


(海斗 心) 「やばい。魔眼が勝手に。なんだあの人。」


永劫学園理事長アルテマが出てきた途端に海斗の魔眼が起動した。そして絶大な魔力を帯びて挨拶をしている。一体なにもの。



  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る